株式会社または合同会社(LLC)のどちらを設立するか悩んでいます。合同会社のメリット・デメリットを教えてください。

(1)株式会社と比較した場合の合同会社メリット・デメリット

合同会社のメリット

  • 設立費用が安い。(※1
  • 取締役の任期や決算公告の義務がない。
  • 株式会社と比べ組織を自由に設計できる。(定款で業務執行の意思決定方法を定めることができスピーディーな意思決定ができる。)
  • 利益分配を出資比率に関係なく自由に決めることができる。
  • 設立手続き期間が短い。(合同会社:登記完了まで概ね2~3週間、株式会社:登記完了まで概ね1~2か月)
  • (会社の存続期間を定めることができる)

合同会社のデメリット

  • 株式会社に比べ知名度が低い。(※2
  • 外部の多数の出資者から出資をしてもらうことを予定している会社形態ではない。
  • 上場できない。

※1
株式会社と合同会社の設立費用を比較した場合、合同会社が概ね14万円程度設立費用が安い。

  設立費用の概算比較(ご自身で設立した場合)

合同会社と株式会社の設立費用の比較

合同会社と株式会社の設立費用の比較

 

※2
株式会社に比べ知名度は低いですが、外資系のグローバル企業が日本法人を設立する際に合同会社を利用するケース(Apple Japan、西友、P&Gマックスファクター等)が増えており、知名度も上がってきております。

また、合同会社の設立件数(下記グラフ参照)も増加してきており、近い将来、知名度は問題にならなくなると思われます。

合同会社の設立件数の推移

合同会社の設立件数の推移

(出所:総務省 統計局の統計表より http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001119031)

融機関から融資を受ける際、「合同会社よりも株式会社の方が有利ではないか?」という質問をお客様からお受けしますが、金融機関は財務状況や成長性等を総合的に評価して融資を行っており、株式会社か合同会社かで融資額・金利がかわることはないのでご安心ください。

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また、設立登記手続きについて、必要がございましたら提携司法書士のご紹介もおこなっておりますので設立登記手続き、登記完了後の税務署への手続きもスムーズに行えます。
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